サウナの正しい入り方と注意点

若者から高齢者まで、幅広く愛され利用されているサウナですが、正しい利用方法を守らないと命の危険もあります。

先日、俳優・歌手の中山美穂さんが自宅の浴槽内で亡くなっていたというニュースがありました。詳しい死因は判明していませんが、急激な温度差によって血圧が大きく変動し、心臓や血管に負担がかかる「ヒートショック」の可能性があるのではと言われていました。

この記事では、サウナを安全に正しく楽しむための方法と注意点についてまとめました。

①サウナ室に入る前に

まず、サウナに入る前にシャワーを浴び、全身をよく洗って、体の水分をしっかり拭き取りましょう。

サウナでは脱水症状も引き起こしやすくなる為、十分な水分補給も行いましょう。

②サウナ室に入ったら

サウナ室では座る位置によって温度が変わります。座る位置が高くなるほど温度が上がるため、自分に適した位置を見つけましょう。

一回のサウナの目安は10分程度にし、無理のないようにしましょう。

サウナハットやタオルを頭に巻くと、頭部が高音になりのぼせるのを防げるのでオススメです‼︎

③サウナ室を出たら

シャワーなどでしっかり汗を洗い流してから、ゆっくり水風呂に入水しましょう。

水風呂には1〜2分程度入り、体を冷やしてから外気浴を5〜10分行いましょう。

椅子や寝転がれるスペースがあるのでそこを利用して、目を瞑り外気浴を行うと、頭がポワッとしてくると思います。この感覚のことを「ととのう」と

呼ばれています。

②③を3回程度繰り返す

あとは同じように、サウナに入る→水風呂に浸かる→外気浴をするを繰り返しましょう。

サウナに期待できる効果

・血行促進

サウナで体を温めることで血行が良くなり、安静時の約2倍ほどの血液循環量になると言われています。

・疲労回復

発汗作用により、老廃物が体外に分泌されます。血行促進効果により酸素の摂取量も増えるため、筋肉の疲労回復効果もアップします。

・ストレス解消

全身の皮膚が高温の空気の刺激を受けることで、中枢神経の活動が高められ、身体機能の調整が促されます。たくさんの汗をかくことでスッキリした気分を味わう事ができるため、ストレス解消になります。

・リラックス効果

発汗作用にはストレスホルモンの分泌を抑える効果があると言われています。血行が良くなり、体が温まるため、筋肉の強張りも解けてリラックスすることができます。

・安眠効果

低温サウナでは、体が自然と休息モードに入るため快適な睡眠が得られます。

・美肌効果

発汗により、老廃物が排出され、血行促進により必要な栄養と酸素が細部まで行き届き、肌のターンオーバーが促進されます。

ストレス解消や自律神経が整う事で、肌のバリア機能が正常になり、肌荒れの改善にも繋がります。

サウナを利用する上での注意点

・温度に体を慣らす

・サウナの前にゆっくり浴槽に浸かる

・水風呂の前にかけ湯、かけ水をする・

・無理をしない

・適度な時間を守る

・こまめな水分補給をする

・飲酒後のサウナの利用はしない

急激な温度変化により血圧や心拍数が大きく変動して体に大きな負担がかかる現象が「ヒートショック」です。

サウナ室に入る前も、サウナ室から出て水風呂に入る際も、急激な温度の変化に気をつけて安全にサウナを楽しみましょう。

まとめ

様々な効果が期待されているサウナですが、誤った利用方法で命の危険を感じてしまわないように、正しい方法で適度にサウナを楽しみましょう。

この記事が少しでも皆さんの為になれば幸いです。

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